ロシアンブルー

ロシアンブルー

ロシアンブルーの起源については諸説あるが、ロシアが原産の自然発生種であると言われている。以前の別名に、アルハンゲルキャット(英語でアークエンジェルキャット)があり、これはロシアのアルハンゲル島を起源とする説、あるいはロシアの港アルハンゲリスクからイギリスや北欧に連れて来られたという説に基づく呼び名である。他の別名として、フォーリンブルー、スパニッシュキャット[1]、マルティーズキャット[1]があり、20世紀初頭まで、アメリカではマルティーズキャットとして知られていた。1875年にイギリスのクリスタル・パレスで行われたキャットショーの際には、アークエンジェルキャットとして出場している。 ロシアンブルーは、18世紀中頃にイギリスや北欧に伝えられ人気を得たが、第二次世界大戦中に数が減り、絶滅の危機に陥った。そこで、イギリス、アメリカ等においてブリティッシュ・ブルーとシャムネコの交配により回復が図られ、かつてのロシアンブルーの姿を取り戻すことができた。このため、現在のロシアンブルーの原産地はロシアではなく、イギリスとされることもある。

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